この度は、株式会社竹内設備のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
この度、代表取締役に就任いたしました。正直な気持ちを申しますと、これまでずっと現場のプレーヤーとして実務に精一杯取り組んできたため、代表という立場になった今、何をどこまでやるべきか、右往左往しているところです。しかし、社員たちが生き生きと働ける環境を創っていきたいという強い思いを抱いています。
「都合のいい会社」でありたい
先代の社長から会社を受け継ぐにあたり、特に大切にしたいのは、お客様や取引先にとって「都合のいい会社」であり続けることです。これは決して格好つけるわけでも、強みを見せびらかすわけでもありません。困ったときに「竹内設備に連絡すれば間違いない」「頼みやすい」と、気軽に頼っていただける存在でありたい。腰を低く、どんなご要望にも応えられる会社でありたいと考えています。
現場で培った「人間力」が、私たちの最大の強み
私は小学生の頃から、父である先代に「お前は設備の人間になれ」と言われて育ちました。しかし、18歳で上京し、8年間は別の会社でこの業界の下積みを経験しました。27歳で竹内設備に入社した当時、リーマンショックの直撃を受け、会社にとって厳しい時代でした。その中で私は、社員が嫌がる業務を率先して引き受けました。この現場での経験こそが、私の原点であり、財産です。
当社の強みは、自社で行う業務の種類の多さにあります。水道工事だけでなく、住宅工事や大きな建物の工事、ガス工事、道路の本管工事まで、幅広く対応できるのが私たちの強みです。これには多様な資格が必要となりますが、当社では資格取得支援はもちろん、社員の教育に積極的に投資しています。特に経験の浅い社員には、会社側で取得すべき資格を組み、積極的に取得を促しています。
挑戦と成長のターニングポイント
これまで特に印象に残っているのは、自社よりもはるかに大きな会社と手を組み、大規模な物件を手掛けたことです。これは、自分たちの会社だけでは対応できないような公共施設などのプロジェクトで、他社の技術を「盗もう」という意識で一緒に取り組みました。
もう一つのターニングポイントは、今から17〜18年前、世の中が不景気でリストラが盛んに行われ、どの中小企業も新入社員の確保が難しい時代に、当社が積極的に社員を採用したことです。当時の役員が給料を止めてまで採用した彼らが、今では会社の中心となって活躍してくれています。この時の覚悟が、今の当社の成功につながっていると確信しています。
見えないところにこそ、美学を宿す
私の仕事における哲学は、社員が居心地よく働ける会社にすることです。社員には、お客様や取引先から「この人に頼めば間違いない、安心だ」と言われるようなプロフェッショナルに成長してほしいと願っています。
安全面では、私自身が現場を巡回し、危険な箇所を発見して社員と共有するだけでなく、他社で起きた事故の情報も全社で共有し、再発防止に努めています。品質については、講習や資格取得への積極的な参加を促し、技術の向上を図っています。また、過去の失敗事例を共有することで、同じ過ちを繰り返さないよう徹底しています。
未来への挑戦と地域貢献
今後5年間で、ここ1〜2年で入社した多くの新入社員を一人前の技術者に育てたいと考えています。彼らが5年後も当社に残り、10年後には会社の中心となって新規の受注を増やしてくれることを期待しています。
今後は、職人の部門を自社で育成し、外注や下請けに依存しない体制を築いていきたいと考えています。また、コストが上がっている中でも、お客様への金額を抑えつつ利益を確保できるような工夫を探し、実行していきます。
地域貢献については、私たちの事業そのものが生活を支えるインフラであり、それが最大の貢献だと考えています。特に、2019年の台風で発生した長野市の豊野地区での災害時には、通常の業務を止めてでも災害復旧を優先し、社員と共にインフラの復旧に尽力しました。地域が困った時に、すぐに対応できる機動力をこれからも大切にしていきます。
お客様へ、心からのメッセージ
ホームページをご覧になっている方で、私のメッセージを聞きたいと思ってくださる方がいるのかは分かりませんが 、社員は皆、楽しく仕事に取り組んでいます。
お困りごとがございましたら、どんな些細なことでも、まずはお気軽にご相談ください。
「竹内設備に頼んで、本当に良かった」――。
皆様にそう言っていただけることこそが、私たちの最高の喜びです。これからも、社員一丸となって皆様の信頼にお応えしてまいります。